妖怪「シバテン」の伝承・正体|河童に似てる?
シバテンは河童に近い妖怪で、相撲を好み、人間を見つけると勝負を挑むという。

妖怪「シバテン」の伝承・正体|河童に似てる?


妖怪「シバテン」の伝承・正体|河童に似てる?
『新先生一代記』より「芝天」

 

 

シバテンの基本情報

表記・呼称 シバテン、芝天狗(しばてんぐ)
簡易解説 河童に近い妖怪で、相撲を好み、酔っ払いを見つけると勝負を挑むという。
危険度 ★★★★★★★★★
容姿 人間型 動物型 植物型 器物型 建造物型 自然物型
能力・特性 相撲、幻覚
伝承地 高知県、徳島県
出現場所 山 水 里 屋敷
記録資料 『新先生一代記』
登場創作物 ゲゲゲの鬼太郎第5期

 

シバテンの伝承

「シバテン」は河童に似ており、相撲を好むと言い伝えられる妖怪です。芝天狗(しばてんぐ)、猿猴(えんこう)とも呼ばれます。

 

シバテンは夜になると水辺に現れ、人間を見ると相撲勝負を挑みます。その力は大の大人の力を上回り、1度勝負を受けたら、何十回でも相手をさせられ、疲れて倒れるまで続くといいます。しかし翌朝起きると誰もおらず、他の通行人が見ると、一人で石や藁相手に相撲をとっていた、という話が伝えられています。

 

(これ相当痛い人に見えちゃいますよね。こんなイタズラはやめてほしいものです…。)

 

また他にも

 

  • 普段は山の中に棲んでおり、祇園の日(旧暦6月6日)になると川に入り猿猴(えんこう)になる。
  • 元々は天狗で、芝=小さいの天狗という意で芝天狗と呼ばれるようになった。
  • 河童に近いだけあり、畑のキュウリが食べごろになると決まってシバテンに持っていかれてしまう。

 

などの伝承が各地に残されています。