妖怪の基礎(定義・特徴・分類方法など)

妖怪の基礎(定義・特徴・分類方法など)

妖怪の特徴や種類

妖怪の基礎(定義・特徴・分類方法など)記事一覧

「妖怪」という言葉の初出は、平安時代に成立した『続日本紀』とされています。「大祓、宮中にしきりに、妖怪あるためなり」という記述があり、ここでは具体的な実体を指す言葉ではなく、「人知を超えた怪しい・妖しい現象」という意味で使われています。「妖怪」という言葉が実体を指す言葉として使われだしたのは、中世に入ってからです。「怪奇現象=妖怪」は実体ある異形のモノの仕業と認識されるようになり、その異形のモノを...

妖怪には実に様々な種類が存在しますが、妖怪というのは人の心の反映ですから、明確に何種類ということはできません。人の数だけいると言えます。しかし「雪女」のように人の姿をしているのか、「犬神」のように獣の姿をしているのか、「からかさ小僧」のように器物が化けた姿をしているのか、というように大枠で分類することは可能です。容姿や化け方による分類風俗史学者の江馬務さんは以下のように分類しました。■化け方による...

妖怪が出る場所は、妖怪によって異なりますが、大別すれば山・海・川・里・屋敷の5ついずれかの場所になります。古来より日本人にとって、自然は特別な場所でした。自分が住む現世と違う次元にある、神々が住まう世界と考えていました。荒波、土砂崩れ、洪水、干ばつなど、人を苦しめる自然災害は神の怒りと考えていたのです。そして神のうち人間に悪さをするものは、落ちぶれた神=妖怪と信じるようになりました。そして妖怪が姿...

妖怪を大真面目に学術的に扱っている学問には、民俗学や文化人類学があります。妖怪はオカルトであり、真面目に研究するなんて、無駄なことだと考えている人も多いかもしれません。しかしそれは間違いです。妖怪を通じてわかる価値観の変化妖怪というのは、人々の自然=制御できないものに対する畏怖の念から生まれたもの。つまり人の心の反映です。古来より、妖怪にまつわる記述が確認できる書物は数多ありますが、これらは当時の...

妖怪という言葉自体は、日本よりも先に中国の「漢書」で確認されています。しかし中国で妖怪といえば「怪奇な異常な現象」というニュアンスが強く、日本の「妖怪」と同じニュアンスの言葉としては、妖精・精霊・精怪・魅・妖鬼・妖魔・妖霊・妖獅ネどが挙げられます。中国には、日本と同じ漢字が使われていても、日本とはニュアンスが異なる言葉が結構あります。例えば中国で「鬼」という場合、それは死霊・幽霊・霊鬼という意味で...

ヨーロッパで、「妖怪」にあたる存在が多数確認できる伝承といえば、ギリシア神話が挙げられるでしょう。ギリシア神話は古代ギリシアより語り伝えられる伝承で、様々な神々が登場する物語です。ギリシア神話の神々は人々に恩恵を与えるばかりではなく、中には同じ神々や人間に恐怖を与える「異形の姿をした神」もいます。これらは「怪物」と形容されるような存在でした。(例:ゴルゴーン三姉妹)ギリシア神話の「怪物」が、日本の...

トップへ戻る