妖怪「目目連」の伝承・正体
目目連(もくもくれん)は、廃れた屋敷の障子に憑く妖怪。障子に無数に開眼した目で人を驚かせる。

妖怪「目目連」の伝承・正体


妖怪「目目連」の伝承・正体
鳥山石燕『百器徒然袋』より

 

 

目目連の基本情報

表記・呼称 目目連(もくもくれん)
簡易解説 廃れた屋敷の障子に憑く妖怪。障子に無数に開眼した目で人を驚かせる。
危険度 ★★★★★★★★★★
容姿 人間型 動物型 植物型 器物型 建造物型 自然物型
能力・特性 無数の目で人を驚かす。
伝承地
出現場所 山 水 里 屋敷
記録資料 今昔百鬼拾遺、東北怪談の旅
登場創作物 ゲゲゲの鬼太郎

 

目目連の容姿

鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』では、荒れた家の障子のマス目に、目がびっしりと浮かび上がった姿で描かれています。

 

目目連の正体・生まれ

碁打ちの念が碁盤に注がれ、それが碁盤のマス目に似ている障子に広がったのではと考えられています。

 

目目連の危険性

無数の目で睨まれたら恐怖で腰が抜けそうですが、驚かす以上に特に悪さをするという伝承はないようです。ただ「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきた目目連は、泊まった人間の布団に憑いて絞め殺すという恐ろしい妖怪として描かれています。