山の妖怪

山の妖怪

昔から、山の中は霊的な力が蔓延る世界だと考えられてきました。山の妖怪は、山で仕事をする人にとっては、身近な存在であると同時に恐れの対象でもありました。山の妖怪には鬼、天狗、山姥(やまうば)、山爺、山童(やまわろ)、一つ目小僧、大ムカデ、ダイダラボッチなどが挙げられ、山の神が姿を変えたものだと考えられていました。ただし人が足を踏み入れたこともないような山奥には出現しません。