妖怪「算盤坊主」の伝承・正体
算盤坊主(そろばんぼうず)は夜遅くに木の下などで、そろばんを弾く音をさせる坊主姿の男の妖怪。

妖怪「算盤坊主」の伝承・正体

算盤坊主のイメージ

 

 

算盤坊主の基本情報

表記・呼称 算盤坊主(そろばんぼうず)
簡易解説 夜遅くに木の下などで、そろばんを弾く音をさせる坊主姿の男の妖怪。
危険度 ★★★★★★★★★
容姿 人間型 動物型 植物型 器物型 建造物型 自然物型
能力・特性 そろばん
伝承地 京都府
出現場所 山 水 里 屋敷
記録資料
登場創作物 ゲゲゲの鬼太郎、妖怪百姫たん!

 

算盤坊主の伝承

「そろばん坊主」は、そろばんを弾く子供の妖怪です。京都府亀岡市の西光寺近くのカヤの木の下に現れ、そろばんを弾く音を響かせるといわれています。

 

また西光寺に隣接する素盞嗚神社でも、夜1時になると境内の大木の下でそろばんを弾く少年が現れるといい、こちらは「そろばん小僧」と呼ばれています。

 

どちらもそろばんの音を弾かせるだけで、とくに害があるという話はありません。

 

算盤坊主の正体・生まれ

昔この寺でそろばんの計算を間違えて、和尚さんにこっぴどく叱られたことで、自殺した坊主の霊といわれています。一方で狸の仕業という説もあります。