天狗の能力や正体

天狗の能力や正体
月岡芳年画『美勇水滸傳』より

 

<妖怪ステータス>

表記・呼称 天狗(てんぐ),外法様(げほうさま)
簡易解説 山に棲む妖怪。日本三大妖怪の一角。妖怪として恐れられる存在でもあり、山の神として敬われる存在でもある。
危険度 ★★★★★★★★★★
容姿タイプ 人間型 動物型 植物型 器物型 建造物型 自然物型
能力・特性 神通力,呪術,飛翔,神隠し,天狗火など
伝承地 山形県,神奈川県,群馬県など
出現場所 山 水 里 屋敷
記録資料 日本書紀(初出)、今昔物語集,平家物語,天狗草紙(七天狗絵),是害坊絵巻,太平記,吾妻鏡 など
登場創作物 ゲゲゲの鬼太郎、妖怪ウォッチ、ぬらりひょんの孫、BLACK BIRDなど

 

天狗の詳細情報

 

 

容姿

天狗には様々な種類がおり、容姿は種類によって違います。しかしステレオタイプな天狗の特徴としては【山伏のような服装・赤ら顔に高い鼻・背中に翼】等の点が挙げられるでしょう。天狗の姿が定型化したのは、室町時代になってからで、それ以前は童子だったり鬼だったり地方によって解釈が異なりました。

 

正体・生まれ

天狗は山の妖怪で、人々の山に対する畏怖の念から生まれたといわれています。人々は山の中を異界と考え、山の中の怪異な現象(奇妙な音や鳴き声)は天狗の仕業と考えました。天狗松や天狗杉といった大きな木は天狗の住処とされ、そこは神が天から降りるときに一時的に留まる依り代として崇められたそうです。

 

名前の由来

天狗という語は中国から伝わったものです。中国では「天狗」とは凶事を知らせる流星を意味するものでした。大気圏に突入した隕石は、途中大気熱により爆発します。その際の爆音を「天」から舞い降りる「狗(いぬ)」の咆吼に見立て、「天狗」と呼んだのです。天狗は天から地上に災厄をもたらす存在として恐れられたのです。日本に天狗という語を伝えたのは、飛鳥時代に唐から日本に帰国した旻という学僧です。しかし流星の意味で天狗という語を使う習慣は根付きませんでした。

 

危険性

人を驚かせたり怖がらせたりする話もある一方で、天狗が人間を怖がらせるのは、人間が山の神の領域を犯したことに対する罰であり、領分をわきまえれば無害という見方もあります。うまく共存できれば、逆に人間に力を与えたり、武芸を教えたりなど、人間に恩恵をもたらす話も少なくありません。
しかし危険度をやや高めとしたのは、天狗と出会った若者が手足をもぎ取られて殺されてしまうという『遠野物語』の話、子供や老人が次々と姿を消してしまい、戻ってこなくなるという「天狗隠し」という話もあるなど、天狗の危険性を示す記録もあるからです。天狗は人を魔道に導く魔物として、「外法様」とも呼ばれています。

 

天狗の種類

  • 大天狗
  • 烏天狗
  • 木の葉天狗
  • 女天狗
  • 川天狗
トップへ戻る